ダメ人間の心の穴からダダモレするカゲの声
Netflix火花お題「夢と挫折」
ネトフリの契約を再開して、火花見ました。
感想がヒトコトですむようなドラマではなかったんですが、あえてヒトコトに短縮すると、
あのラストで、
ほかならぬあのラストで、
「又吉先生様!!天才!!」と、強く思いました。
いいなぁ、天才。
うらやましいなぁ、天才。
頭の中どうなってるのかなぁ、天才。
儲かるのかなあ、天才。
■続き
私はまぁ、「ダメ人間の鑑」として自覚ある行動を心がけ、毎日のように、「天賦の才能を得る」という夢を見ては、当たり前に挫折してます。
今日も今日とて、
「スペシャルな商才があればいまごろ屋上にヘリポートがあるような豪邸に住んで、いざ、ゾンビが襲ってくるような有事には、最短距離で逃げ出すことができるはずだった。」
とか、
「グレートな文才があれば、いまごろブログを更新するたびに、100万人のファン様が、夏ばてしないようにちゅっ!とか優しいことを言ってくれて、いっせいにビールのお中元が届いているはずだった。」
とか、
「マンボでチャチャチャな画才があったら、いまごろ線を1本引くだけで、一号100万円の値がつくような、人間国宝になってたから、あとは1日中ゴロゴロして、アザラシの気持ちになってるはずだった。」
とか、妄想果てしないワケなんですけど、
ひとつとして例外なく、全ての野望が頓挫している現状を思うと、壁に向かって頭をゴンゴンせずにはいられません。
いや、しないよ。痛いし。
敵はプライド
そんなアタイも、若かりしころは、実現したいことがありました。
短く言うと、大先生になってふんぞりかえってみたかったんですけど、まぁ、実現できませんでした。
省みるに、才能不足、努力不足、いろんな理由があったんだろうけど、最もやっかいだったのが、ちょっと変形した「プライド」でした。
いや、本物の信念に支えられたものなら、プライドって美しいなあ、と思うんです。
実際、「火花」は、妥協を許さぬ天才のプライドやそれゆえの孤独に、胸がキリキリするドラマだったし。
でも、アタイは正真正銘凡人・・・・ちゅーか、純正のアホのくせして、なんかの拍子に偶然ゲットしたプライドだけを、水やりして育ててしまったのだ。
そして、「プライドにかけて、そんなことはできないざます!」とか言って、チャンスを何度も棒に振ってしまうのです。
ともあれ、当然のごとく挫折を経て、手に余るプライドも、手放すことになりました。
今にして、私にとっての挫折って、身の丈を知る「愛のムチ」だったのかもな、とか思う。
などと、ちゃんとまとめようと殊勝ぶりっこしてみたものの、
「ちっ、やっぱふんぞりかえりたかったな・・・・。」
というのが本音です。アタイはアホだぞ。そんなに簡単に進歩してたまるか。
Netflix火花お題「夢と挫折」
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